急激に進む琉球弧の軍事要塞化において、最北端にあたる種子島の馬毛島(まげしま=種子島北部、西之表市西岸沖合の小島)で、戦後はじめて最初から日米共用を目的とする大規模基地建設計画が強行されていることはご存知かと思います。絶滅の恐れのある地域個体群マゲシカをはじめ、生息を脅かされる生きものが少なくありません。これまで、市民有志による多様な異議申し立てはもちろん、伝統的な生業の権利をめぐり漁業者による複数の裁判が試みられてきましたが、計画は止まりません。
このたび、長年馬毛島の環境保全に取り組む「馬毛島の自然を守る会」を母体として、日本弁護士連合会(日弁連)の人権委員会に「人権救済申立て」を行うことにしました。勝訴すれば法的拘束力をもつ裁判とは異なるものの、生物多様性条約違反と、日弁連が憲法に基づいて提唱する「環境権」および「自然享有権」の侵害を訴えた今回の人権救済申立てが受理されれば、日弁連が政府に現地調査を求めるなど、これまで以上に実効性の高い環境保全につながる可能性があります。
添付の呼びかけ文をご一読のうえ、ぜひ賛同人に加わってください! なお、本件は裁判ではありませんので、申立人になっても法的な義務や不利益は生じません(詳しい賛同条件は呼びかけ文を参照のこと)。
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